第1回エコプロダクツ大賞 農林水産大臣賞受賞
2004年12月9日、当社は、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する平成16年度(第1回)エコプロダクツ大賞エコプロダクツ部門において、農林水産大臣賞を受賞しました。今回受賞した国産材合板『杉工房』・『松工房』は宮城県の地域森林計画対象民有林の樹種別蓄積量で約98%を占める杉や松を利用した合板です。
『杉工房』・『松工房』の特徴
国産杉材は、輸入カラマツ等に比べ強度不足の弱点がありましたが、単板を貼り合せる時に使用する接着剤の組合せや、製造技術の向上に伴い、諸問題を克服できる製品を開発することができました。従来製材用不適合とされたB材や利用価値がないとされてきた小径木等を安定的に使用できることで、間伐後放置されていた林地残材の削減や、B材の安定需要による間伐事業の採算向上にも繋がり、県下林業構造改善にも貢献するものであります。さらには地球環境保護にも繋がります。また、剥き芯や製造工程で発生する合単板片は、チップ化され、木質ボードの原料としてリサイクル使用されています。使用後の合板も当社にて回収し同様にチップ化し、再び製品化することで再利用しています。
『エコプロダクツ大賞』とは…
「エコプロダクツ大賞」は、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援し、わが国におけるエコプロダクツの開発・普及の促進を図るとともに、エコプロダクツに関する正確な情報を需要者サイド(事業者、消費者等)に広く伝えることを目的に、今回初めて実施されたものです。最もすぐれたエコプロダクツ部門において農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞の4件の大賞が、エコサービス部門において農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞の4件の大賞が、それぞれ決まりました。また、大賞に次いですぐれたエコプロダクツとして、エコプロダクツ部門で10件、エコサービス部門で6件がエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)となりました。