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「日本・インドネシア・マレーシア 三国合板合同会議」が開催されました

2024年9月17日、東京都内において「日本・インドネシア・マレーシア 三国合板合同会議」が開催され、APKINDOおよびMPMA(STA)、日本木材輸入協会(JLIA)、日本合板工業組合連合会(JPMA)の各団体が参加し、
合板を取り巻く厳しい現状や問題点、森林資源の保護や環境保全の取り組みなどについて各団体から報告されました。当社社長の井上篤博は、日本合板工業組合連合会会長として出席し、日本・インドネシア・マレーシアの三国は良き競争相手、良きパートナーとして更なる協力関係を構築し今後も様々な課題に取り組んでいきたいと述べました。

令和6年度「林産特別セミナー」(JAS協会主催)が開催されました

2024年8月27日、日本農林規格協会(JAS協会)の主催により、令和6年度林産特別セミナーが東京都内の会場とライブ配信を併用した形で開催(参加者88名)されました。当社社長の井上篤博は、本会にJAS協会副会長および日本合板
工業組合連合会会長として冒頭に挨拶し、日本は、約50億立方メートルを超える森林が国土を占める森林大国であり、
この恵まれた森林資源を可能な限り燃やすことなく集成材・合板などの木材製品に加工するマテリアル利用が炭素を
長期固定化することになり地球温暖化の抑制に最も大切であると述べました。

8月11日は、「山の日」(2024年8月11日掲載)

2024年8月11日は山の日、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意義で制定され、その趣旨を発信する
ため毎年、記念式典が開催されており今年の第8回大会は東京都八王子市で行われました。森林は、美しい景観やフィトンチッドの香りなどで人々の五感を刺激し健康維持・増進に効果をもたらしています。また、山地災害防止・土壌保全・水源涵養・炭素貯蔵・木材供給など多岐に亘り私たちに恩恵をもたらしています。森林は「植える」→「育てる」→「収穫
(伐採)する」→「利用(製品化)する」のサイクルを適切に管理することで森林機能が向上しより強く健全に成長して
いきます。さらには、収穫(伐採)した木を伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)として利用し、可能な
限り木を燃やさないことで二酸化炭素を大気中に放出せず炭素を貯蔵することになるため地球温暖化の抑制に繋がります。当社では、抵抗性クロマツや少花粉スギの苗木を生産・植林するとともに伐採した木材を合板・LVL・パーティクル
ボードなどの製品に加工し木の資源循環に取り組みながら日本の森林整備を進めています。当社は、「山の日」に改めて
山や森林に感謝するとともに木が持つ多様な性質を最大限に活用しその重要性を今後も発信して参りたいと考えています。

第101回 石巻川開き祭りに協賛しました

2024年8月2日から3日間、当社の生産拠点がある宮城県石巻市にて第101回「石巻川開き祭り」が開催され約24万人の
来場者で賑わいました。初日は東日本大震災慰霊祭として犠牲になられた方々の冥福を祈り600発の花火が打ち上げられ、旧北上川へ2,000個の灯篭が流灯されました。翌日は真夏の日差しの下、伝統行事である孫兵衛船競漕や大繩引き大会などが大盛況となり、夜には東北最大規模の豪華絢爛な花火大会(16,000発)が行われ多くの方々を魅了し楽しませました。
最終日は花火大会の余韻が残るなか、石巻中心部を小学生の鼓笛隊がパレードし、最後は恒例の大漁踊りで締め括られました。当社は、歴史と伝統を誇り市民の皆様に愛されている「石巻川開き祭り」にこれからも毎年、継続して協賛するとともに地域行事に積極的に参加し地域社会の更なる発展に貢献して参りたいと考えています。

東京大学より感謝状が授与されました

2024年7月31日、当社創立70周年記念事業のひとつである東京大学弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」の修繕工事への全額寄付に対して東京大学から感謝状(写真:左)が授与されました。また、当社は、東京大学弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」の建設時(2008年)にも寄付を行い「東京大学稷門賞(しょくもんしょう)」(写真:右)が授与されました。東京大学弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」は、木質材料による大空間建築で農学生命科学研究科における木質材料科学研究の発展に大いに貢献していることに加え、16年を経過した今もなお、意匠性と機能性を維持したまま学生や来場者の皆様に親しまれる建造物として利用され続けています。

東京大学弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」の修繕工事に全額寄付しました

2024年7月25日、当社は創立70周年記念事業の一環として東京大学弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」の修繕工事に要する費用を全額寄付しました。セイホクギャラリーは、当社が寄贈した製品(国産材合板・LVL)をふんだんに活用し2008年に完成しました。完成から15年が経過し外壁木材や銅板屋根が変色するなど劣化が進んでいましたので当社から東京大学へ修繕を提案し採択されました。修繕箇所は、外壁木材の表面を薄く削り新しく表れた木目に撥水材を塗布、銅板屋根には下地ケレン処理し超硬化ウレタンで防水加工を施しました。また、階段やガラス接合部分は塗装やシーリング加工をするなど15年前の完成時を想わせる中に経年による木材の味わいを感じさせる出来栄えとなりました。
セイホクギャラリーは、HPシェル構造で建設され、アントニ・ガウディが建造したグエル公園の陸橋を想起させる世界
でも数少ない美しさと機能性を兼ね備えた建造物のひとつとしても紹介され、東京大学構内の豊かな緑にも調和した講堂
として学生や利用者の皆様に親しまれています。

JAS協会の令和6年度通常総会が開催されました

2024年6月25日、一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)の令和6年度通常総会が開催され、当社社長の井上篤博が同協会副会長として出席しました。そのなかで、井上篤博は、JAS品の普及活動を行なう当協会において食品関係が
メインではありますが、JAS品には合板などの林産物もあることを認識してもらえるよう様々な機会を通じて啓蒙活動
を行なうとともに、農林水産大臣から登録を受けた認証機関がその品質や性能を保証しているJAS製品のより一層の利用
促進に尽力して参りますと述べました。

森林資源部が毛苗の移植を行ないました

2024年5月17日、当社の森林資源部が育苗箱に播いた少花粉スギの種子(2024年4月播種)が発芽し2~3cmの毛苗に成長したものをコンテナへ移植しました。発芽して間もない毛苗は、急激な環境変化や病虫害に弱いため、移植初期の段階では日射、乾燥、風などの環境をコントロールするためビニールハウス内で育て、コンテナ苗を10cm以上に成長させたのちに屋外育苗施設へ移動させます。苗をひとつひとつ丁寧に優しく育て、木を「植える」→「育てる」→「収穫(伐採)
する」→「利用(製品化)する」のサイクルを自社で体現し、二酸化炭素の吸収量の多い若い苗木の力と伐採木材製品
(HWP/Harvested Wood Products)が持つ炭素貯蔵力によって地球温暖化の抑制と日本の森林整備に貢献して参りたいと考えています。
 

日本合板工業組合連合会の2024年度通常総会が開催されました

2024年5月9日、日本合板工業組合連合会が2024年度の通常総会を開催しました。当社社長の井上篤博が同会会長として
出席するとともに記者会見を行ないました。井上篤博は、森林・林業基本計画にある合板用材の年間700万立方メートルの利用目標を達成するため、超厚合板/CLP(Cross Layered Plywood)のJAS規格化、早生樹種の持続的かつ安定的な活用に向けた研究、国産材のカスケード利用などに引き続き業界を挙げて取り組んで参りますと述べました。

石巻市内の桜が満開になりました

2024年4月11日、当社の生産拠点である宮城県石巻市の桜が満開となり見頃を迎えました。セイホクパーク石巻(石巻市
南境/写真左)では、当社の50周年を記念して植樹(2004年に石巻市へ寄贈)したソメイヨシノが花びらを大きく広げ
同パークの利用者を魅了しています。また、セイホク総合グラウンド(石巻市門脇/写真右)では、グラウンドの周囲に
沿って植えられているソメイヨシノが通り行く市民の皆様に春を感じて頂いています。更には今年3月に当社の創立70周年を記念して石巻市内5ヵ所の公園(渡波地区健康づくりパーク、日和山公園、遊学館、中瀬公園、河南中央公園)に寄贈
した神代曙の苗木70本が今後成長し市民の皆様が集う憩いの場所がさらに増えていくことを楽しみにしています。